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騎手の一分 競馬界の真実

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藤田伸二の本は3冊目の購入。文才あるなぁと前回も思ったが、今回も同じ印象を受けた。昔、大ファンだった田原成貴とイメージが被る。藤田伸二も好きなジョッキーの部類だったが、この本を読み終えて自分のなかではイメージダウンしてしまった。

JRAという組織に嘆き、もはや諦めの境地で俺は去り際を探しているという、なんとも哀しい男の話になっている。元々組織に馴染んでいなかった男が、何を今更組織批判かと、正直ガッカリだった。共感出来る部分も少なくレギュレーションの変更(エージェント導入制度など)を受け入れられないという件は、「男」藤田伸二とは思えない情けなさで、潔く辞めてしまえと読みながら苛々しました。辞めれないのは自分の事を思ってくれる周りの人がまだいるかと最もらしい事を言ってるが、愚痴ばかりな駄目リーマンの言い訳と全く同じで失笑…。もはや競走したくないと白旗宣言している藤田伸二が残念で仕方ない。

騎乗論もフォームも痺れるぐらい恰好良い藤田伸二だったのに、下手糞なジョッキーをわざわざこき下ろす必要があったのだろうか?ならば、お仲間の四位や幸の油断騎乗も言語道断とこき下してほしかった。自分側と敵側をはっきりさせて、文章に強弱をつけて意図的に書いているようにしか見えない。初めにも書いたように、折角の文才が活かしきれてない部分が多く偏った言葉ばかり。読み手に分かりやすく状況情景を伝える表現力が今回も出ているのに…。

藤田さん。もう、辞めたらよろしいやん?

koolhand
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