アメリカン・スナイパー

オープニングの銃口からドキリとさせられ一気に惹きこまれる
ブラットリー・クーパー演じるクリスは父親から弟を守ること
「愛国心」を持つことを教えられ海軍に入隊する
前半、クリスが入隊した海軍での訓練が描かれているが
随所にイーストウッドイズム満載で思わず笑ってしまった
そして9.11…
イラクへ派遣されたクリスは射撃の腕を発揮し「レジェンド」と持て囃される
そんなクリスの好敵手シリア人スナイパーは『カイザー・ソゼみたいだ』と言われるぐらい凄腕で姿を見た者がいない
2人はまるでゲームのようにお互いの軍兵士に標準を合わせ始末していく
そして秀逸な砂嵐の場面で2人が対峙すると緊張感が増す
クリスの派遣は繰り返し行われイラクへ行く度に家族との軋轢が増えていく
『戦争で心を蝕まれない人などいない』と悲痛に叫ぶクリスの奥さん
クリスがイラクの子供に対して引き金を引くことを躊躇う
家族や良心など様々な思いが交錯する
この映画史に残る名シーンは手に汗が…
「ハート・ロッカー」を鑑賞した時にも感じたのだが
イラク派遣を描く映画を見ていると誰のための戦争なのか疑問が過る
無音のエンドロールを眺めながら「実話」だったと知る
ラストは色々な意味で愕然となり強烈な印象が残りました
koolhand
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